「CAT端末を導入したいけど、種類が多すぎてどれがいいかわからない」
「なるべくコストを抑えつつ、使いやすいものを選びたい」
そんな方に向けて、主要なCAT端末を徹底比較!業種や用途に合わせたおすすめモデルも紹介します。
CAT端末とは?クレジット決済に欠かせない機器
CAT端末(Credit Authorization Terminal)とは、クレジットカードや電子マネーなどのキャッシュレス決済を処理する端末です。
据え置き型やモバイル型などさまざまなタイプがあり、飲食店・小売店・美容室・イベントなど幅広い業種で導入されています。
CAT端末と他の決済端末との違い
決済端末にはさまざまな種類があります。ここではCAT端末とよく比較される他の決済端末との違いを簡単に整理します。
端末種別 | 主な用途 | 特徴 |
---|---|---|
CAT端末 | クレカ・電子マネー決済 | カード会社と直接通信/レシート印刷対応 |
モバイル決済端末 | 個人事業・出張販売 | スマホ連携でコンパクト/申請簡単 |
POSレジ一体型 | 小売・飲食の会計管理 | 売上・在庫管理まで統合 |
自分の業態に合った端末を選ぶことで、導入後の利便性が大きく変わります。
CAT端末を導入するメリット
近年、キャッシュレス決済のニーズが高まっており、CAT端末の導入はさまざまなビジネスにおいて多くのメリットをもたらします。
- ✅ 顧客満足度の向上
クレジットカードや電子マネーが使えることで、現金を持ち歩かない顧客にも対応できます。 - ✅ 会計業務の効率化
お釣りの受け渡しが不要になり、混雑時のレジ対応もスムーズに。 - ✅ 売上アップの可能性
高単価な買い物でも「カードが使えるから」と購入につながることが多く、客単価向上にもつながります。 - ✅ 金銭管理の簡素化
日々の売上管理がデジタル化され、現金のトラブルも減少。 - ✅ ブランドイメージの向上
キャッシュレス対応している店舗は“今どきで信頼できる”という印象を与えやすくなります。
CAT端末の選び方|失敗しない5つのチェックポイント
- 対応ブランド(クレジットカード、電子マネー、QRコードなど)
- 通信方式(有線LAN、Wi-Fi、LTEなど)
- プリンタの有無(レシート発行が必要かどうか)
- 料金体系(端末代・月額費用・決済手数料)
- 保守・サポート(トラブル時の対応体制)
業種別おすすめCAT端末の選び方
CAT端末は業種や店舗形態によって最適な機種が異なります。以下に代表的な業種ごとの選び方のポイントを紹介します。
- 飲食店:操作が簡単で耐久性があるもの。AirペイやSquareが人気。
- 美容室・サロン:持ち運びやすく省スペースなもの。STORES端末など。
- イベント出店・移動販売:モバイル対応・LTE回線利用可能な端末がベスト。
- 小売店:POS連携や在庫管理ができるもの。レジ連携型が便利。
使用頻度、通信環境、顧客の利用傾向を考慮して選ぶと失敗しません。
対応すべきカードブランドは?
CAT端末を導入する際は、どのカードブランドに対応しているかを事前に確認することが重要です。以下のブランドは、多くの顧客が利用しているため、最低限対応しておきたいところです。
- VISA(ビザ) – 世界最大の利用者数。必須対応。
- Mastercard(マスターカード) – VISAと並ぶ国際ブランド。
- JCB – 日本国内での利用が多い国産ブランド。
- American Express(アメックス) – 高所得層に強い。
- Diners Club(ダイナースクラブ) – 法人カードや富裕層に人気。
- Discover – 海外からの旅行者対応として。
また、電子マネー(交通系IC、iD、QUICPay)やQRコード決済(PayPay、楽天ペイなど)への対応も、業種や顧客層によっては重要な判断基準となります。
CAT端末 導入までの流れ
CAT端末は、インターネットから簡単に申し込みが可能ですが、実際の導入までにはいくつかのステップがあります。
- 申し込み・問い合わせ
公式サイトまたは取扱代理店から申し込みを行います。 - 審査・契約手続き
クレジットカード会社や決済代行会社による審査が行われます(通常1週間〜10日ほど)。 - 端末の発送・設置
審査が通過すると、端末が発送されます。自身で設置するか、設置サポートがある場合はスタッフによる設置も可能です。 - 初期設定・動作確認
通信設定や決済テストを行い、利用開始の準備を整えます。 - 利用開始
店舗や現場でキャッシュレス決済の運用がスタートします。
申し込みから導入までの期間は、早ければ5日〜2週間程度。事前に必要書類や営業許可などを準備しておくとスムーズです。
CAT端末の導入に必要な書類と審査内容
CAT端末を導入するには、決済代行会社やクレジット会社との契約が必要です。その際、以下のような書類を提出し、審査を受ける流れになります。
個人事業主の場合
- 本人確認書類(運転免許証など)
- 開業届の写し
- 店舗の外観・内観写真
法人の場合
- 登記簿謄本
- 代表者の本人確認書類
- 法人の印鑑証明書
審査では、業種、実店舗の有無、過去の不正履歴などが確認されます。審査期間は通常5〜10営業日程度です。
【2025年最新版】おすすめCAT端末5機種を比較
端末名 | 特徴 | 対応決済 | 通信 | 月額費用 | おすすめ業種 |
---|---|---|---|---|---|
Square Terminal | スタイリッシュでプリンタ内蔵 | ○(主要ブランド) | Wi-Fi | 0円〜 | カフェ・小売店 |
STORES 端末 | 初心者に使いやすい設計 | ○ | Wi-Fi | 0円 | 個人事業主・小規模店舗 |
Airペイ | 全ブランド網羅・サポート充実 | ◎ | Wi-Fi | 端末無料キャンペーンあり | 飲食店・美容院 |
楽天ペイ | 楽天ポイントに対応 | △ | LTE可 | 実質0円 | 楽天経済圏の個人店 |
モバイルJMS端末 | 法人向けの本格端末 | ◎ | LTE | 要見積 | 中小企業・イベント運営 |
Square Terminal
STORES 端末
Airペイ
楽天ペイ
モバイルJMS端末
導入目的別|おすすめCAT端末
- コストを抑えたい → STORES / Square Terminal
- 多機能・フル対応 → Airペイ
- 持ち運び重視 → モバイルJMS端末
- 楽天ポイント連携 → 楽天ペイ
CAT端末導入後のサポート体制とトラブル対応
CAT端末は長く使う機器なので、導入後のサポート体制も重要です。
- 初期設定のサポート:電話や訪問サポートがあるか
- 端末のトラブル時:代替機の提供・修理体制の有無
- 問合せ対応:営業時間内にすぐ繋がるか(電話 or チャット)
無料サポートがある会社も多いですが、内容は端末や契約形態によって異なります。事前に比較しておきましょう。
よくある質問(FAQ)
- Q:月額0円の端末は本当に無料?
- A:初期費用や決済手数料がかかる場合があるので、料金体系の確認は必須です。
- Q:申請から導入まではどれくらい?
- A:審査含めて1〜2週間程度が一般的です。
- Q:中古のCAT端末って使えるの?
- A:機種によっては利用不可。契約会社を通じた正規導入が推奨されます。
- Q:CAT端末とCCT端末の違いは何ですか?
- A:CAT端末はクレジットカードや電子マネーの決済処理に特化した端末です。一方、CCT端末(Credit Communication Terminal)は通信機能を持つ総合決済端末で、CAT端末の上位互換のような位置づけになることもあります。近年はほとんどの端末がCCT機能を持っており、厳密な違いは曖昧になりつつあります。
- Q:無料で使えるクレジットカード端末機はありますか?
- A:はい、あります。たとえば「Airペイ」や「STORES決済」では、一定条件を満たすと端末代が無料になるキャンペーンを実施しています。ただし、決済手数料や審査の通過が必要になる点に注意しましょう。完全無料で使えるわけではなく、「導入費が無料になる」という理解が正確です。
まとめ|自分のビジネスに最適なCAT端末を選ぼう
CAT端末は、「何を決済したいか」「どこで使うか」「コストはどれだけかけられるか」で選ぶべき機種が変わります。
本記事で紹介した端末は、初心者から中小企業まで幅広く対応できるものばかり。まずは用途に合った1台を選び、キャッシュレス対応を一歩進めましょう!